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[1012] 映画の本『鬼の筆』 投稿者:映画ファン 投稿日:2024/04/16(Tue) 07:50  

春日太一『鬼の筆』文藝春秋を読了。
副題は<戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折>
「羅生門」でデビュー秘話から、「生きる」「七人の侍」等黒澤明との脚本作り
「砂の器」「八甲田山」などの、プラダクション経営者としてもの成功
「幻の湖」での失敗、ベルドリッチを監督にと考えていた時代劇の企画……などなど
驚くばかりの話が満載。
スケールの大きい面白い人だったのだなと再確認。
あとがきで、長年月をかけたこの本、一度は最後に大きなどんでん返しを書いたという春日さんだが
書籍化する際の都合で、それは割愛したらしい。
そのどんでん返しは、またの機会に雑誌かで紹介したいと書いてある。
これは雑誌の方も読まないわけにはいかない。
春日氏、なかなかの宣伝上手だ。
なお、この本は文化の森の図書館で借りて読みました。


[1011] 「国葬の日」見ました 投稿者:映画ファン 投稿日:2024/04/15(Mon) 06:53  

「国葬の日」上映会に行って来ました。
面白い映画でした。
監督・大島新が特に安部さんの国葬に賛成とか反対とか意図するわけでもなく
現代の日本人の考え方を露わにしているような印象。
沖縄、福島、広島、長崎など社会問題の横たわる地域
下関、奈良など安部さんに関わる地域
東京、北海道……などなど、いろいろな日本の各地の人たちに聞くインタビュー。
奈良の花屋さんで、献花のために花が一本もなくなったとか
東京の会場に並ぶ長い長い行列
日本ではやっぱり、何となくそういう雰囲気に流されて、追悼したくなってしまう人がたくさんいるんですね。
ある若者が、そういう議論をして友だちと喧嘩するよりは、話題を避けて仲良くするのがいいとか言っているシーンがありましたが
何も考えずに流されて生きるような人が、やっぱり一番多いんだなあとあらためて思う。
この事件を映画に撮って、国葬の当日にぶつけて上映会をした足立正生のような人が
大多数の人間から顰蹙をかうような日本社会。
いま裏金問題で大さわぎになっていながら、いざ選挙になったら、やっぱり自民党が過半数を取るようなら
(そうなるかもしれないし、ひょっとしたらならないかもしれないが)
またうやむやになってしまいますよねえ。
いろいろと考える機会を与えてくれるような映画でした。
足立正生の映画を見てみたくなりました。
この会でやってくれないかなあ。
それから、このHPの「市子」の写真、いいですねえ。


[1010] 7月例会の作品決定! 投稿者:事務局 投稿日:2024/04/10(Wed) 06:51  

7月例会の作品が決まりました。

7月21日(日)徳島市シビックセンターさくらホール

「市子」(日本 2時間6分)

「僕たちは変わらない朝を迎える」「名前」などの戸田彬弘監督が
自身の主宰する劇団チーズtheaterの旗揚げ公演として上演した舞台「川辺市子のために」を
杉咲花を主演に迎えて映画化した人間ドラマ。
川辺市子は3年間一緒に暮らしてきた恋人・長谷川義則からプロポーズを受けるが
その翌日にこつ然と姿を消してしまう。
過酷な境遇に翻弄されて生きてきた市子を杉咲が熱演し
彼女の行方を追う恋人・長谷川を「街の上で」「愛にイナズマ」の若葉竜也が演じる。


[1009] お花見 投稿者:事務局 投稿日:2024/04/08(Mon) 06:47  

4/7(日)0:00〜2:30徳島市中央公園、クスの木の下にて
映画の会のお花見を実施しました。
参加者は10人。
飲みながら食いながら、満開のさくらを楽しみました。
今が散り盛りのクスノキの落ち葉が弁当の中に。
それもまたおつなもの。
さくらの咲き具合もお天気もちょうどよかった。
もう夏の呑み会の話題も出ていました。
是非たくさんご参加下さい。


[1008] オッペンハイマー 投稿者:映画ファン 投稿日:2024/04/04(Thu) 07:33  

待ちかねた、注目の「オッペンハイマー」を見た。
英語の会話が大量に行き交って、ちょっとついていけない(訳が分からない)
ような状態で見始める。
詳細を理解することは早々に諦めて、自分なりに感じられることを頼りに見ていると
どうも戦後、政府とは反対の考えを持つようになった主人公の聴聞会と
戦中、原爆の開発を進めるときと
少しだけ若い頃ヨーロッパに留学した頃のことが
交互に描かれる。
それが3時間続く。
終始ドラマチックなBGM付きで。
いよいよ原爆が完成して、アメリカでの実験、それから広島への投下のニュース
その成功が、もうこれ以上ないほどの賞賛の嵐を浴びる中での主人公の戸惑い。
それらが、本当に劇的に描かれていた。
これは、日本の配給業者が日本人の反応を心配して配給を躊躇したというのも分かる気がした。
オッペンハイマーという、実は意志の弱い一物理学者が、弱々しい自分の意見が社会の強い潮流に押し流されるのを、まるでその場にいるように描いているノーラン監督の映画力はすごい。


[1007] 上映して欲しいドキュメンタリー映画 投稿者:映画ファン 投稿日:2024/04/03(Wed) 09:04  

「妖怪の孫」とか「ハマのドン」とか見応えのあるドキュメンタリー映画が上映されていますが
この間テレビで番組を見て興味を持った作品があります。
それは「ここから『関西生コン事件』と私たち」(日本 1時間14分)という作品。
関西のコンクリートミキサ−車の運転手たちで作る会社の垣根を越えた産別労働組合。
昔なら当たり前だったストライキとか団体交渉とか労働者の権利が
警察や裁判所で犯罪にされてしまうという今の現実をまざまざと見せつけられる。
番組でも言っていたが、マスコミでもほとんど無視という状態。
今こそ、こういう映画が上映されるべきではなかろうか。


[1006] イオンシネマにて 投稿者:映画ファン 投稿日:2024/04/03(Wed) 06:56  

イオンシネマは、スマホとクレジットカードで1000円でみるようになったのだけれど
まだ慣れません。
昨日は映画館に来てからあわててスマホで手続き。
カード情報を保存できていなくて、いちいち打ち込まなければならない。
(保存の仕方を勉強しなければ)
そして券売機でチケットを購入に行くと
QRコードでやってみようとスマホを裏返して忌怪に当てると
何故が画面からQRコードのページが消えてします。
仕方なく前みたいに番号を打ち込んで次に行くと
何度やっても買えなくて焦ること焦ること。
やっと番号だけじゃなくて、確定を押さなければならないことに気がついて事なきを得たが
いや〜、いつもながら汗をかいた。
血圧も上がったことだと思う。
しばらく呆然としました。


[1005] お花見の天気 投稿者:事務局 投稿日:2024/04/01(Mon) 06:53  

新聞の週間天気予報。
4/7の天気は何となく思わしくなし雨マーク。
まあ、今から1週間先のことは分からないわなあ〜。
せめて花見の間だけでも天気は持って欲しい。
てるてる坊主なんて効果はなかろうし……
天気女・天気男さん、大募集!!!


[1004] お花見 投稿者:事務局 投稿日:2024/03/29(Fri) 08:31  

今年のお花見は4月7日(日)。
この日程を決めるとき、今年は開花が早いから、もう散ってるかもと誰かが言いました。
花より団子で花なんかどうでもいいじゃんと答えたのですが……
その日が近づくと、どうも、この土日は花は無理そう。
従ってその次の6〜7日あたりがピークになりそうです。
当日は人出であふれそうです。
時間は正午0:00徳島城博物館前集合。
自分の飲食物は持参。
もちろん差し入れは大歓迎。
いつから参加しても、いつ帰っても自由です。
どうぞたくさんご参加下さい。
途中参加の方は、中央公園内のどこかでくだを巻いていますから、桜を見ながら探すのもおつなもの。
雨の降らないことを祈ります。


[1003] 4月のシネマップ 投稿者:映画ファン 投稿日:2024/03/29(Fri) 07:04  

4/5(金)〜
「一月の声に歓びを刻め」(日本 1時間58分)ufoTABLECINEMA
三島有紀子監督・前田敦子主演というだけで期待が膨らむ。
カルーセル麻紀・哀川翔が共演というのもすごい。
監督自身の過去の出来事がモチーフになっていると聞き、さらに興味が膨らむ。

「ビニールハウス」(韓国 1時間40分)イオンシネマ
貧困や孤独、介護など現代の韓国が抱える社会問題に根ざした物語が展開するサスペンス。正規の住宅を失った低所得者層が、農業施設であるビニールハウスで暮らす事例などをベースに描く。
主演は人気ドラマ「SKYキャッスル 上流階級の妻たち」のキム・ソヒョン。

「PASTLIVES」(アメリカ=韓国 1時間46分)北島シネマサンシャイン
海外移住のため離れ離れになった幼なじみの2人が
24年の時を経てニューヨークで再会する7日間を描いた
アメリカ・韓国合作の大人のラブストーリー。

「アイアンクロー」(アメリカ 2時間12分)北島シネマサンシャイン
鉄の爪=アイアンクローを得意技としたアメリカの伝説的なプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックを父に持ち
プロレスの道を歩むことになった兄弟の実話をベースに描いたドラマ。

「ハンテッド狩られる夜」(アメリカ=フランス 1時間35分)北島シネマサンシャイン
鬼才アレクサンドル・アジャ製作のもと、フランク・カルフンが監督を務めたサバイバルスリラー。
2015年のスペイン映画「シャドウ・スナイパー」を原案に
孤立無縁のガソリンスタンドで残虐なスナイパーに命を狙われ続ける女性の運命をスリリングに描き出す。

4/12(金)〜
「貴公子」(韓国 1時間58分) イオンシネマ
パク・フンジョン監督が、巨額の遺産を巡って繰り広げられる攻防戦を予測不能な展開で描いた韓国ノワールアクション。

「コッコ、はじまりの夏」(アイルランド 1時間35分)ufoTABLECINEMA
1980年代初頭のアイルランドを舞台に、9歳の少女が過ごす特別な夏休みを描いたヒューマンドラマ。
第72回ベルリン国際映画祭で子どもが主役の映画を対象にした国際ジェネレーション部門でグランプリを受賞し
第95回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートもされた。

4/14(日)
「国葬の日」(日本 1時間28分)徳島市シビックセンターさくらホール
大島新監督が、安倍晋三元首相の国葬当日の人々の姿を記録したドキュメンタリー。
世論調査では国葬に反対する声が増えていく中、2022年9月27日に東京・日本武道館で執り行われた安倍晋三元首相の国葬。
その当日に東京・下関・京都・福島・沖縄・札幌・奈良・広島・静岡・長崎の10都市で取材を敢行し
国葬や安倍元首相という人物について、人々のリアルな思いを映し出す。

4/19(金)〜
「瞳を閉じて」(スペイン 2時間49分)ufoTABLECINEMA
スペインの巨匠ビクトル・エリセが31年ぶりに長編映画のメガホンをとり
元映画監督と失踪した人気俳優の記憶をめぐって繰り広げられる物語を描いたヒューマンミステリー。

「異人たち」(イギリス=アメリカ 1時間45分)イオンシネマ・北島シネマサンシャイン
日本を代表する名脚本家・山田太一の長編小説「異人たちとの夏」を
「荒野にて」「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督が映画化。
1988年に日本でも映画化された喪失と癒やしの物語を
現代イギリスに舞台を移してヘイ監督ならではの感性あふれる脚色と演出で描き出す。

「あまろっく」(日本 1時間59分)北島シネマサンシャイン
称「尼ロック」と呼ばれる「尼崎閘門(こうもん)」によって水害から守られている兵庫県尼崎市を舞台に
年齢も価値観もバラバラな家族が
さまざまな現実に立ち向かうなかで次第にひとつになっていく姿を描いた人生喜劇。
笑福亭鶴瓶・江口のり子・中条あやみが出演。

「ジャンヌ・デュバリー国王最後の愛人」(フランス 1時間56分)ufoTABLECINEMA
18世紀フランスで59年間にわたり在位した国王ルイ15世の最後の公妾ジャンヌ・デュ・バリーの波乱に満ちた生涯を映画化。
主演ジャンヌを演じたマイウェンが脚本・監督
ルイ15世役をジョニー・デップが全編フランス語で演じた。


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