徳島でみれない映画を見る会 掲示板
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[788] 君たちはどう生きるか!!見てきました。 投稿者:シンオダギリダジョー 投稿日:2023/07/14(Fri) 23:13  

初日に映画館へ足を運ぶことをほとんどあえてしない私なのですが、まんまと鈴木Pの策略にはまり我慢できずイオンシネマ
本日初日の夕方の回に行って参りました。

余りに情報が無かった(予備知識も皆無だった)ので始まってからずっとあれやこれやと思考を張り巡らせて頭を使いながら見てたんですね。

それがあるところからですが、流れに身を任せることを無条件に受け入れるところから面白くなり、それがこの作品の最善の鑑賞方法ではないかと感じたのです。

少しだけ映画全体のテイストに触れるならば、これまで見た実写作品から「パンズラビリンス」や「未来世紀ブラジル」に似たような感触を持ちましたね、あくまで私感ですが。

とんでもなく完成された「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」に比べてという観点からは語れないのですが、やはりジブリ作品は世界に向けて日本の誇れる存在であることは間違いがなく、誰でも一度は見る価値のある作品であることを再認識しました。

声優陣では大物俳優の参加やまた庵野秀明のカラーズ、徳島ゆかりでは米津玄師、ufotableなども参加しておりましたのでご報告しておきます。


[787] 1秒先の彼について 投稿者:映画ファン 投稿日:2023/07/14(Fri) 17:37  

映画「1秒先の彼」について思い出したことがあります。
最近お亡くなりになった笑福亭笑瓶さんが本人役で出ていました。
岡田将生が聴いているラジオ番組のパーソナリティ役。
師匠の鶴瓶から番組を引き継いだということになっています。
病気になる前の撮影だったのか。
病気を押して出演していたのか。
ファンではありませんが、何となくしんみりした気分になりました。
これからご覧になる方、気をつけてみておいてください。


[786] 随分経っての・すずめの戸締まり感想。 投稿者:シンオダギリダジョー 投稿日:2023/07/13(Thu) 23:04  

何とか間に合った!!遂に上映終了、どんだけロングランするんだよ!

地球でこんだけ見られてる映画はやっぱり映画館で見ないと映画通!?を名乗れませんということでイオンシネマ最終日のお昼時を生かして強硬参戦!

貸し切り状態かと思いきやそこそこの入りには徳島の懐の深さを?(徳島も一瞬出てきますからね)痛感!?しながらも、やっぱり空間を共有して見たり感じたりできる映画館はよい!!これに尽きる!と思った。

本編では、手描き美術を貫いてきたスタジオジブリと様子が違い作画とCGの融合をとことん煮詰めたこの作品、鬼滅の刃でもそうですが圧倒的な迫力ある絵作りが圧巻でしたね。

☆ジブリには、アニメを見たという歯切れの良さがあるんでどっちが上とかいうものではないかと思うんですが。

兎に角おっさんを昼間からあんまり泣かすもんじゃないと随所に涙腺を襲ってきやがる作品なんですよ。

そのせい合っておっさん一番最後に退席する羽目に(少し大袈裟か)

人々から災難を封じ込める役割を担う(自己犠牲の上)要石という杭になるものが出てきますが、それって実は一人一人の心の中にもあって大切に抜けないよう頑張って無くさないように扱わなくてはいけないものなんではないかと思わせてくれるのでした。

兎に角間に合ってよかった!!なのでした。


[785] 君たちはどう生きるか 投稿者:映画ファン 投稿日:2023/07/13(Thu) 06:58  

宮崎駿の新作アニメ「君たちはどう生きるか」が明日より封切り。
昨日知ったのだが
この映画、鈴木敏夫プラデューサーのアイデアで、まったくの無宣伝という宣伝を取っている。
無予告編、内容についても無、無チラシ、無ポスター、ラジオテレビネットでもまったく何も……
どうも、こういう戦略らしい。
そう言われると気になるもので、今になって、明日覗きに行こうかなとイオンのHPを見たら
1回目8:00から、結構な数やるよう。
行ってみようかなといったん思ったが
あの「毀滅の刃」の初日の凄い行列を思い出して、迷っている。
まあ様子を見てからでもいいか。
1987年発刊、吉野源三郎の教養小説で、最近漫画化されてベストセラーになった本からタイトルを取っているが
アニメのストーリーは宮崎駿のオリジナルらしい。
よけい気になる。


[784] 1秒先の彼 投稿者:映画ファン 投稿日:2023/07/12(Wed) 07:35  

2021年12月例会の上映作、台湾映画「1秒先の彼女」が
宮藤官九郎・脚本、山下敦弘・監督で日本リメイクされるというので楽しみにしていて
イオンシネマで封切りになったので、さっそく出掛けてきました。
もう1年半以上昔のことなので細かい記憶はありません。
こちらは舞台が京都、言葉は京都弁、日本の俳優で、それだけ親しみやすかったかな。
ストーリーは、ほぼ同じなんだと思います。
大きな違いは、1秒先のせっかち者と1秒遅れののんびり者の設定の男女が入れ替わっていること。
台湾版が、せっかちが女の郵便局員で、のんびりが男のバス運転手だったのが
日本版では、せっかちが男のやはり郵便局員(岡田将生)、のんびりが女の学生カメラマン(清原果耶)になっていました。
日本版の方がストーリーとしていいのかな……と思ったけど、何せ台湾版の記憶が薄いもので、はっきりとはいえません。
これはWOWOWででも確認しなければ。
でも、どちらも良質の作品であることは間違いなし。
台湾版でのんびり屋がバス運転手だったので、日本版では新たに運転手役として荒井良々がキャスティングされています。
一種の片想いもので、何となくしみじみとした思いにおそわれます。


[783] EO 投稿者:映画ファン 投稿日:2023/07/08(Sat) 08:28  

ufotableCINEMAへ。
封切り1週目は午後の上映だったのが2週目からは朝の上映になったので出掛けました。狭い部屋の方で他に客は2人。
飽くまでもEOという名前の驢馬の目線でストーリーは進んでいきます。
サーカスが解散になり馬の保護施設へ。
驢馬牧場、野生林の森の中、サッカーチームのマスコットに、
トラックに拾われて、事件が起こり、実家に帰る放蕩息子に連れられて、最後は……
特に繋がりのあるストーリーがあるというわけではなく
EOの周りにいる人間たち、風景が描かれる。
なかなか今までの映画にはない視点が独特です。
動物賛美でもない、ヒューマニズムでもない淡々とした姿勢。
人間たちの愚かな営みを一匹の驢馬が見ているという感じかも。
監督はポーランド出身のイエジー・スモリコフスキ85歳。
以前「早春」(1970)が劇場再上映されて、
それを機にWOWOWで特集放送された「身分証明書」「不戦勝」「バリエラ」などを面白く見たのを覚えている。
1967年の「手を挙げろ!」が政治批判と国外追放になり、その後は各国で活動。
フランスのヌーベル・バーグに影響を与えたともいわれている。
いろいろな映画に俳優としても出演している。
クーラーの効いた映画館ではいつも持ってきている上衣を忘れて寒さを我慢しつつ見なければならなかったのが残念。
次回は忘れないようにしようと思います。


[782] クロース 投稿者:映画ファン 投稿日:2023/07/07(Fri) 08:10  

注目の映画がufotableCINEMAで上映されます。
タイトルは「クロース」。
監督はベルギーのルーカス・ドン。
前作の長編デビュー作「Girlガール」でカンヌでカメラドール(新人賞)を受賞。
バレリーナを目指すトランスジェンダーの少年を姿を痛々しく描いて評判になった。
今回の「クロース」は兄弟のように仲のよい2人の少年の微妙な心の行き違いと再生をみずみずしく映画いているとか。
何となく是枝裕和の「怪物」と似たようなテーマになるのではないか。
やはりカンヌでコンペティション部門のグランプリを獲得。
8月25日(金)から封切り。


[781] 高知での自主上映 投稿者:事務局 投稿日:2023/07/06(Thu) 07:20  

高知の自主上映仲間からFさんに手紙が。
7月16日に上映される中国映画「小さい麦の花」高知でも上映されて
予想以上にたくさんの人が観に訪れた、評価も上々だったそう。
徳島では、どうでしょうか?
すべて、うまくいきますように……(ここ笑うところですよ)


[780] 10月上映作品決定! 投稿者:事務局 投稿日:2023/07/06(Thu) 07:16  

10月上映の作品が決定しました。

10月22日(日) 徳島市シビックセンターさくらホール

「すべてうまくいきますように」(フランス=ベルギー 1時間53分)

フランソワ・オゾン監督がソフィー・マルソーと初めて組んで送る、愛する家族の尊厳死をめぐる物語。
芸術や美食を楽しみ、ユーモアと好奇心に溢れ、人生を謳歌していた父が突然、倒れた。
順調に回復するものの、父は安楽死を願い……。

4月末にufotableCINEMA出上映された作品ですが、敢えて取り上げました。
現代世界映画界で活躍する監督フランソワ・オゾンの作品を取り上げるのは本会はじめてです。
尊厳死・安楽死というテーマは、年配の人間にとっては身につまされる問題でもあります。
フランス映画界の巨匠ゴダールの尊厳死に触発されて撮ったというこの作品、注目されます。
フランス映画ファンにとっては、有名俳優がたくさん参加しているという点でも見逃せません。


[779] 本『社長たちの映画史』 投稿者:映画ファン 投稿日:2023/07/05(Wed) 08:16  

本の紹介です。
前にキネ旬で書評が出ていて、県立図書館で検索したら蔵書があったので予約して借りました。
中川右介『社長たちの映画史 映画に賭けた経営者の攻防と興亡』日本実業出版社
という本です。
メインは日活・松竹・東宝・大映・東映・新東宝の6社と黒澤・石原・三船・勝・中村のスタープロダクションの栄光と滅亡の現代史を描いたもの。
説明の必要性から、日本に映画が輸入され初期の小製作会社の勃興にまで話は遡ります。
いや〜、面白かった。
特に映画館入場者数が11億人を超えて最高動員数を記録した、作れば儲かるといった1958年前後からの様々な話題が面白くて面白くて
もう本が手放せないくらいに夢中になって読みました。
結局は自分が儲かればいいという大手映画社の経営者たちが
いい映画を作って提供したいというスターたちの邪魔立てをして
結果として日本の映画全体を潰していったという悲劇です。
スターたちも本来は表現者で経営者ではなく全員が破滅していく。
彼らが本当に映画を愛し、力を合わせていい作品を作り続けていたら
日本映画も少しは変わっていたかも。
歴史に「かも」と「もし」はないけれど
黒澤明も日米合作企画の「暴走機関車」や「虎、虎、虎」(黒澤のオリジナル脚本ではこうなっていた)も凄い傑作になっていたかもしれない。
本の最後に「平家物語」の
祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす……
と引用されているが、まさにその通り。
いい映画を生み出すには、作り手を経営者が支えるようなシステムが必要ですね。
本当に面白い本です。
今週返却しますから借りて読んでください。


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