1/20(金)放送のNHKEテレのバリバラを見ました。
プロの俳優を志望する障害者の若者たち。
しかし、現実に彼らに仕事のチャンスはほぼない。
それは何故なのか?を考える企画の第2弾。
第1弾は、実際の志望者たちの、演出家・鴻上尚史によるワークショップ。
そこで露わになってきたのは、本来障害者の役は障害者が演じる方がいいのではないかという疑問。
それが日本では健常者の俳優が演じるのが当たり前になっている。(二三の例外はあるが)
志望者が即興演技をするのだが、障害者の彼らも健常者の役を演じようとする矛盾があったのは、そういうわけ。
アメリカでは、割と障害者のプロ俳優も多いのに。
今回は雇う側である芸能プロや演出家、キャスティングの人などの本音の意見も聞ける。
現場でのリスクや仕事があるかなどの意見が出るが、
その裏には障害者には、そんなにできないのではないか……というような思い込みや偏見があるのではないかというものが見えてくる。
アメリカでは障害者俳優が、独自のプロモーションを立ち上げて、そこの注目した制作側が彼らを雇っている等の試みが紹介された。
演じる方も雇う側も、思い切った勇気が必要なのではないか。
ひょっとしたら、そこから障害者俳優のスターが生まれるかもしれない。
脳性マヒの神部浩や発達障害の栗原類のように。
次回は、神部浩の演出の俳優志望者たちによる、この問題についての芝居も上演される。
放送予定 1/24(火)15:30〜 前編の再放送
1/27(金)22:30〜 後篇の本放送https://www.nhk.jp/p/baribara/ts/8Q416M6Q79/