徳島でみれない映画をみる会



2016年12月例会

シアター・
プノンペン

2014年 / カンボジア / 104分

2016年12月11日[日]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール


カンボジアに咲いた“幻の映画”
それは夢と秘密にあふれていた


カンボジアの首都プノンペン。女子大生のソポンが廃墟のような映画館で見た古い恋愛映画。何とその主演女優は母だった!美しく輝いていた母の知られざる女優時代…。40年間も母を慕い続けている映画館主。映画の最終シーンが失われていることを知ったソポンは、今は病床に伏せる母の為に、映画を完成させようと決心する。だが、その時から、軍人の父、かつて母と愛し合った映画監督ソカなど、世界を揺るがせたクメール・ルージュの時代を懸命に生きた人々の、半世紀近くにも及ぶ数奇な運命が明らかになってゆく…











2016年11月例会

裸足の季節

2015年 / フランス・トルコ・ドイツ / 94分

2016年11月27日[日]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール


私の未来は私がつかむ!自由を奪われた美しき5人姉妹の、甘くほろ苦い反逆の物語


5人姉妹の末っ子ラーレは13歳。10年前に両親を亡くし、いまは祖母の家で暮らしている。毎日を謳歌していた美しい姉妹たちは、ある日、古い慣習と封建的な思想のもと一切の外出を禁じられる。カゴの鳥となった彼女たちは、一人また一人と見知らぬ相手と結婚させられていく。そんななか、自由を取り戻すためラーレは密かにある計画をたてる…。











2016年10月例会

スポットライト

世紀のスクープ

2016年10月16日[日]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール


ピューリッツァー賞に輝いた“世紀のスクープ”をスリリングに映画化


2002年1月、米国の新聞「ボストン・グローブ」が、カトリック教会の信じがたい実態を報じた。数十人もの神父による児童への性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。その許されざる罪は、なぜ長年黙殺されたのか。《スポットライト》という名の特集記事を担当する記者たちは、いかにして教会というタブーに切り込み、暗闇の中の真実を探り当てたのだろうか。











2016年9月例会

ヴィオレット

─ある作家の肖像─

2016年9月11日[日]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール


愛を求め続け、愛を書き続け、傷ついた彼女がプロヴァンスの光の中で自分自身を見いだすまで。



1907年、私生児として生まれたヴィオレット。母親に愛されない想いを抱きつづける彼女は、やがてその想いを小説に書くことに目覚める。そしてその後、ボーヴォワールと出会い、その助けによって、1946年に処女作「窒息」を出版。ボーヴォワールだけでなく、カミュ、サルトル、ジュネら錚々たる作家に絶賛されるが、女性として初めて、自身の生と性を赤裸々に書いたその小説は、当時の社会には受け入れられなかった。傷ついたヴィオレットは精神さえも病むが、ボーヴォワールの支えによって書き続ける。そして彼女は南仏プロヴァンスの村と出会う。パリを離れ、プロヴァンスに移り、そこで自身の集大成ともいえる新作「私生児」の執筆にとりかかるヴィオレット。母との確執、報われぬ愛、そしてボーヴォワールとの絆。彼女は、自分の人生のすべてを“書くこと”に注ぎ込んでいく……。









2016年8月例会

最愛の子

2016年8月28日[日]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール


もしも大切な我が子が
ある日突然姿を消したら?


中国深圳の街なかで、ある日突然姿を消した3歳の息子ポンポン。両親は必死で愛する息子を捜すが、警察に届け出て、インターネットを使って情報を求めてもその消息はつかめない。罪の意識と後悔に苛まれながらも、かすかな希望を胸に探し続けて3年後、両親は中国北部の村に暮らす息子をようやく見つけ出す。だが、6歳になった彼は実の親のことを何一つ覚えておらず、育ての親である最愛の母との別れを嘆き悲しむのだった…。












2016年7月例会

独裁者と小さな孫

2016年7月17日[日]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール


世界が心を震わせた
衝撃の結末、感動の誕生

独裁政権に支配される国。ある日、クーデターが起こり、老いた独裁者は幼い孫と共に逃亡を余儀なくされる。彼は多くの罪なき国民を政権維持のために処刑してきた冷酷な男だった。変装で素性を隠しながら、独裁者と孫は海を目指す。二人が逃亡の旅で目の当たりにする驚きの光景とは…。自らの過去の罪に追われる独裁者と孫の衝撃的な結末とは…。











2016年6月例会

ニューヨーク
眺めのいい部屋
売ります

2016年6月19日[日]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール


眺めのいいアトリエと
屋上の菜園もある
住み慣れた我が家。
ただひとつの欠点は…

画家の夫アレックスと元教師の妻ルースが暮らすのは、ニューヨークで最も注目されているエリア、ブルックリン。最上階の二人の部屋は美しい街を一望でき、日当たりも抜群。センスの良い家具に囲まれた申し分のないこの家で、愛犬ドロシーを交えた家族生活は順風満帆!しかしただひとつの欠点は、結婚40年を過ぎた二人にとってエレベーターの無い最上階までの道のりがつらく感じられることだ。ある日ルースは、愛する夫と愛犬のためにとこの“眺めのいい部屋”を売ることを決意した。戸惑うアレックスをよそに、姪っ子の敏腕不動産エージェントによって億の値で売りに出されることがあっという間に決まり、オープンハウスの手筈が整うが…












2016年5月例会

黄金のアデーレ
名画の帰還

2016年5月22日[日]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール


数奇な運命を辿った
名画に秘められた真実の物語が
今、明かされる。

20世紀が終わる頃、ある裁判のニュースが世界を仰天させた。アメリカに暮らすマリア・アルトマン(82歳)が、オーストリア政府を訴えたのだ。
“オーストリアのモナリザ”と称えられ、国の美術館に飾られてきたクリムトの名画〈黄金のアデーレ〉を、「私に返してほしい」という驚きの要求だった。伯母・アデーレの肖像画は、第二次世界大戦中、ナチスに略奪されたもので、正当な持ち主である自分のもとに返して欲しいというのが、彼女の主張だった。共に立ち上がったのは、駆け出し弁護士のランディ。対するオーストリア政府は、真っ向から反論。
大切なものすべてを奪われ、祖国を捨てたマリアが、クリムトの名画よりも本当に取り戻したかったものとは──?










2016年4月例会

ベトナムの
風に吹かれて

2016年4月17日[日]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール


今ふたたび岐路に立つ
大人たちの青春と人生の輝き

ベトナム・ハノイで日本語教師として働くみさおの元に、父の訃報が飛び込んできた。故郷・新潟で目の当たりにしたのは、認知症を患い、父の死さえ理解していない母シズエの姿。後妻として家に入った母の血縁者は自分一人。みさおは、兄たちの反対をおしきり、ベトナムに母を連れて行く決意をする。
日本どころか新潟から出たこともない母と久しぶりの二人暮らし。母が巻き起こすハプニングも、ベトナムの人々は家族のようにふたりを受け入れ、言葉は通じずとも心を通わせていく。そして青春時代の旧友・小泉との久々の再会とロマンスの気配。しかし、思いがけない母のケガ、激化する介護に疲弊するみさおだったが、老いた母と向き合い、支えてくれるベトナムの人々との心あたたまる交流を通して、再び人生を豊かなものにしていく。










2016年3月例会

ふたつの名前を
持つ少年

2016年3月21日[月・祝]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール


壮絶な運命をたった一人で、
強く前向きに生き抜いた
少年の感動の実話!

ポーランドのユダヤ人強制移住区から脱走した8歳のスルリックは飢えと寒さから行き倒れとなり、ヤンチック夫人に助けられる。夫人はスルリックの賢さと愛らしさに気付き、一人でも生き延びられるよう“ポーランド人孤児ユレク”としての架空の身の上話を覚えさせる。教わった通りにキリスト教の祈りを唱え、寝床と食べ物を求めて農村を1軒ずつ訪ね歩くユレク。無邪気な笑顔のユレクに、救いの手を差し伸べる者、ドアを閉ざす者、利用する者。優しい家族に受け入れられ束の間の平穏をつかみかけても、ユダヤ人だとばれては次の場所へ逃げなくてはならない。ユダヤ人だというだけで、なぜこんな目に合わなければならないのか。それでも、生き別れになった父との約束を胸に、ユレクの命の旅は続く──。










2016年2月例会

サンドラの週末

2016年2月14日[日]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール


ジャン=ピエール & リュック・ダルデンヌ監督 ×
マリオン・コティヤール
最強の組み合わせが生み出した
「人の強さ」を信じる感動の物語

サンドラは体調不良から休職していたが、まもなく復職する予定だった。しかし、ある金曜日、サンドラは突然解雇を言い渡される。ようやくマイホームを手に入れ、夫とともに家族を養おうとしていた矢先の解雇。しかし、同僚のとりなしで週明けの月曜日に投票を行い、16人の同僚のうち過半数がボーナスを諦めてサンドラを選べば仕事を続けられることになる。ともに働く仲間を取るか、ボーナスを取るか、シビアな選択…。その週末、サンドラは家族たちに支えられながら、同僚たちを説得して回る──。






2016年1月例会

きみはいい子

2016年1月17日[日]
①10:30〜 ②13:10〜 ③15:50〜 ④18:30〜

徳島市シビックセンター ホール

誰もが、誰かの、
いとしいひと。

岡野(高良健吾)は、桜ヶ丘小学校4年2組を受けもつ新米教師。まじめだが優柔不断で、問題に真っ正面から向き合えない性格ゆえか、児童たちはなかなか岡野の言うことをきいてくれず、恋人との仲もあいまいだ。雅美(尾野真千子)は、夫が海外に単身赴任中のため3歳の娘・あやねとふたり暮らし。ママ友らに見せる笑顔の陰で、雅美は自宅でたびたびあやねに手をあげ、自身も幼い頃親に暴力を振るわれていた過去をもっている。あきこ(喜多道枝)は、小学校へと続く坂道の家にひとりで暮らす老人。買い物に行ったスーパーでお金を払わずに店を出たことを店員の櫻井(富田靖子)にとがめられ、認知症が始まったのかと不安な日々をすごしている。
とあるひとつの町で、それぞれに暮らす彼らはさまざまな局面で交差しながら、思いがけない「出会い」と「気づき」によって、新たな一歩を踏み出すことになる―。